支援者の方に知っておいてほしいこと

 

最も大切なことは、早く安全な日常生活を取り戻すことです

学校生活が再開され、決まった日課をこなすことは、子どもがこころの安全感を取り戻すために非常に役立ちます。

 

 

子どもたちの悲しみはわたしたちが予想しているよりもずっと長く続きます

生活が落ち着き、元気そうに見えても、子どもたちは、災害のこと、災害に遭った故郷の町のこと、亡くなった大切な人のことなどを、忘れることはありません。子どもたちには、長期的なこころのケアが必要です。

 

 

子どものペースを尊重し、誠実に関わりましょう

子どもたちが自分の心情を語るには、時間と信頼関係が大切です。子どもに対して、起こったことをなかったように振る舞ったり、慰めのためにうそをついたりしないようにしましょう。誠実に、子どもたちが聞きたいことをいつでも尋ねられる雰囲気作りを心がけましょう。

 

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子どもの話にしっかり耳を傾けましょう

子どもは元気そうにしていても、自分の気持ちを、親や周囲の人に話せずにいる場合があります。大人ばかりが話さず、子どもが話すのを待ってあげましょう。多く話す必要はありませんが、子どもたち自身のニーズを尊重することは、大人と同様、とても重要なことです。

 

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災害後の子どもの反応は、年齢によってに、個人によってもさまざまです

わずかな物音で驚く、夜泣きをする、わがままや甘えがでる、落ち着きがない、学業不振が続く、集団になじめない、喘息やアレルギーなどの身体の症状が出る、などのことが起こる場合があります。叱ったりせず、「今回のようにとても大変なことが起こったら、誰にでもそうなることがあるよ」と伝え、そのサインを大人がしっかり受けとめましょう。

 

 

しばしば子どもは、自分を責めていることがあります

「自分が悪い子だったから、言うことを聞かなかったから、自分のせいで大切な人が死んでしまった」と考えることがあります。子どもがそのことを口に出さなくても、誰のせいでもないことを何度も伝えましょう。

 

 

 

保護者も被災したことで、大きな心の傷を負っている可能性があります

保護者と話をする際は、落ち着いた口調で、相手の緊張感を和らげるように配慮してください。保護者への支援が、子どもの支援につながっています。

 

 

専門家への紹介や支援が必要なことがあります

医療機関を受診したほうがよいと思われる子どもや保護者には、適切な情報や、支援機関や専門機関の情報を伝え、受診するように勧めて下さい。経済的面に問題がある家庭では、児童相談所、福祉事務所や、学校に配置されているスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどに相談することもよいでしょう。